東日本大震災から3週間が過ぎ被害の拡大が懸念されていますが、被災地の方々も少し落ち着きが見られるようになりました。しかし、原子力被害の状況が日々悪化しているため、震災関連のニュースが隠れてしまい実情がいまひとつ掴めないというのが現実のようです。
仮 設住宅の建設が進むにつれコンパネや断熱材、そして設備機器などの品切れ状況が続いています。建材や設備機器は、メーカーや部品製造会社そのものが震災の 被害で操業を停止し供給が出来ないという問題がありますが、しばらくの間この物不足状況については改善の兆しがありません。追い討ちをかけるように原油高 という問題もあり全体に物価上昇の傾向です。この影響は全国に及び新築やリフォーム物件で完成が出来ず停滞しているようです。
特に不足している製品、資材は
建材関係では、構造用合板、ベニヤ、断熱材、屋根材、外壁材、窓サッシ
設備機器では
トイレ製品、ガス・石油給湯器・エコ・キュート・一部洗面台
今後の景況の見通し
震 災での自粛ムードと円高や計画停電で企業業績も悪化します。さらに原発危機も含めた不安感が広がり、首都圏の経済活動はかなり停滞すると思われます。しか し、今年の後半になり被災地の復興が本格的に動き出せば復興需要という側面もありますので 「災いを転じて福となす」 ということで、元気を出し被災地へ の支援を続けたいと思います。